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今宵、あなたと。

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降臨

ガイコツになりたい。

そんな思いを綴った勢いSSです(笑)

****** ▼ 追記記事 ▼ ******


《降臨》


朝も昼も夜も、知らぬ。
陽の光に見放された永遠の暗闇。
それが、冥府。
――――そこに。

「我が名は、ハデス。冥王である。」

ふいに、光が現れた。





太古より続いた神々の争いが終息を迎え、世界は三つに分けられた。
陽を浴びて生を謳歌する地上。
万物の母たる海。
そして、すべての魂を受けいれ死を生に換える、冥府。
生けとし生けるものすべてが避けて通れぬ『死』を司る我が国・冥府を統べて下さる神は、どんな方だろう
天界においては『恐ろしい』と評されるこの国に下ってこられるのは、どのような――――。
正直なところ、我らに期待など、なかった。
冥府に神が下るなど前代未聞。
懲罰代わりのそれなのだろうと、誰も口にせずともわかっていた。

だが。

「ほう、ここが冥府か。」
「あ、貴方様は……っ、」

ふわり、と。
天界から舞い降りて来られたのは。

「今日よりここを、我が国とする。」

射干玉の髪と麗しい瞳。
深く澄んだ声と心を震わせる笑顔の。

「は、ハ……、」
「ハデス、だ。」

ハデス様。
タイタンの直系長子。
天界屈指の美神であられるだけでなく、お力もまた同様。

「ハデス様が、冥王様……っ?!」
「そうだ、不満か?」
「めめめ、め、滅相もないことでございます……っ!」

聞けば、籤でこちらに来られたというハデス様。
少し沈んだ眼差しが、それ以上を問うてはならぬと悟らせてくれる。

素晴らしいお方じゃ。

「ようこそお越しくださいました――――我らが王。」

ああ、今日は何と佳い日であろう。
今この時より、我らはハデス様にお仕えすることを許されたのじゃ。

不肖、ガイコツ。
この骨が砕け土に還るまで。

「よろしく頼む。」

いや、還っても……!
この方の、御為に!


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*** COMMENT ***

こんにちは。
あさ様がガイコツなら私はケルベロスの中の1匹でお散歩に連れて行ってもらえたらそれでいいです(笑)

まるねこ様へ

も、もふもふ…!
まるねこ様はふかふかのお布団で安らいでいるのが似合うような気がいたします。
もふもふ、もふもふ。

私はガイコツで(笑)
ハデス様のお世話をしたい…!

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あさ

Author:あさ
趣味で二次小説を書いております。「この世の春」管理人でもあります。

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